Roots MMJ創業時からの歩み

 
新年明けましておめでとうございます。
原乳市場では夏に続き、クリスマスシーズンでも大変な不足状態でした。
ここに来てようやく平静を取り戻した感があります。
これから年度末にかけ契約更新のシーズンです。


乳業様、酪農家様ともに荷受、または出荷のご希望があれば早めにMMJまで申し込みください。
一般的な農家は毎年のことで特に変化もなく一年が過ぎますが、世の中、大変な時代を迎えようとしています。
昨年の今ころはどうだったでしょうか。
BSEが前触れもなく一昨年の9月に発表されて肉牛、酪農関係者に物心共に多大な衝撃を与えました。
肉牛価格はまだ回復していません。
全国の酪農家が今までにない不安を抱いたことは確かであったと思います。
何が起こるかわからない時代になっていくようです。

 

そうした中でもいかにして経営の健全性を保ち生き延びていくか、経営者の手腕が試された1年であったと思います。
過去に組合を脱退し、アウトサイダー酪農を志した人たちはそのほとんどが経営の行き詰まりや生産調整下での増産、増頭のペナルティーがきっかけでした。
現在、群馬を中心に拡大している自主販売組織は過去のものと根本的に違います。
より健全な酪農経営を目指すひとつの方法として、より有利な販売方法を選択した結果です。
上の写真の下田栄氏は、新たにMMJと契約していただきました。
彼が経営する下田牧場は誠に堅実です。
数年前フリーストール牛舎を新築し、現在約80頭を搾乳していますが、ほとんど負債がないといいます。
私は長い間、下田氏とはお付き合いいただいていますが、よく牛舎の建設の時はコンクリート工事だの、水道工事だのと忙しく働いていた姿を覚えています。
聞いてみれば鉄骨の他はほとんど自分で施工したとか、頑張りやさんです。
そんな下田牧場の牛乳は、乳量、乳質とも彼が所属していた組合ではトップクラスです。
今後のいっそうの活躍を期待します。