• 酪農と乳業をむすぶ生乳売買プラットホーム

農協からの圧力

北軽井沢の農家数軒が指定団体であるJAあがつま(※)を抜け、アウトサイダーになる以前、 受け入れ乳業である八ケ岳酪農組合に対し「指定団体農協の生乳を買え!」と圧力がかかった。
中小乳業に対する生乳一元化の強要である。
しかし乳業側は、「この6軒の酪農家の生乳でなければ駄目だ」という姿勢を貫いたため、農協も手を引いたという。
現在では多く見られるようになったが、当時としては珍しい産地指定牛乳であった。
組合側はあくまで生乳はひとつ、合乳を受けろ、と迫っていた。
6軒の生産者と受け入れ乳業の強い姿勢に、農協は6軒の脱退を承諾した。
その際、酪農家に対して、せめて乳代を農協に振り込むように、と申し出るにとどまった。(単に金融手続き上のこととして)
この数年前、群馬県内で失敗した2件の指定団体脱退事件(実際には出荷できなかったのでアウトサイダーとは言えない)から見ると、 川野をはじめとする関係者の強く毅然とした対応が、脱退成功をもたらしたといえよう。
※ 国が牛乳の計画生産のため、都道府県単位で指定している生産者団体(当時)。