• 酪農と乳業をむすぶ生乳売買プラットホーム

乳業との契約

出荷先乳業と生乳を取引するに当たり、要望された乳量は10t/日、提示された乳価は、冬90円、夏は100円という好条件であった。
北軽井沢のアウトサイダー出荷は順調に歩みだしたかに思われた。
しかし、その期待は徐々に裏切られることになる。
取引開始後3ヶ月は100円/kgの乳価が支払われた。
しかし4ヶ月目からは、思ったように産地指定牛乳が売れないことが原因となり、生乳を買い取る乳業側は、 検査料など色々な名目をつけては乳価を引き下げ、実際に支払われる乳価は通年85円~86円/kgと、当初の契約とは早4ヶ月目にして、大幅に引き下げられた。
また、乳質に関して、アウトサイダーに厳しく、出荷先乳業の八ヶ岳酪農組合、組合員に甘くなっていること、 同組合員にだけ配乳還元金を支払っていること(7円/kg還元された農家もいた)なども、アウトサイダー乳価が安く取引される原因となっていた。
徐々に販売乳価が下げられる中、さらに同乳業は、集乳運賃について北軽井沢7軒の農家には5円かかっていると説明しながら、 実際には3.5円であったことが、委託先の運送業者の話から発覚した。
 
7軒の酪農家の間に「まともな付き合いは出来ない、馬鹿にされている」という意識が生まれ、疑心暗鬼に陥る。
アウトサイダーになった7軒の農家は月に一度会議を開き、その席に同乳業の組合長、参事も出席していたが、契約そのものが乳業の主導で結ばれた。
年毎に下げられる乳価に不安を感じ、契約書に再三、金額を明記するよう申し入れたが、担当専務の「自分を信用してくれ」という言葉で押し切られた。
その後、契約時の役員が3年後には辞職したこともあり、当初の契約条件での取引が実現しないまま5年が過ぎた。