• 酪農と乳業をむすぶ生乳売買プラットホーム

ジャージー再生産奨励金をめぐる不平等
~蒜酪組合員の奨励金独占~

県酪連は、ホクラク農協から販売委託を受けて、蒜山地区のジャージー乳の販売を行っており、 その9割は蒜酪に、1 割は大阪黒川乳業に販売されてきたが、黒川乳業への販売価格がkg単価133円~135円であるのに対し、 蒜酪へは110円~118円で販売していた(平成4年度の両者の価格差25円)。
蒜酪は、県酪連からこのような優遇措置を受け、これによって得た利益を、組合員に対してのみ、 ジャージー再生産奨励金という名目で還元してきた。
当時、県酪連の集乳量、販売量におけるホクラク農協の割合は50%を占め、歴史も県酪連より古く、 ジャージー振興地区を抱えるホクラク農協の県酪連に対する発言力は強力であり、また、ホクラク農協内部において、 蒜酪がジャージー乳について圧倒的なシェアを占めていたことから、蒜酪のホクラク農協に対する発言力は相当に強かった。
そのような力関係の中で、ジャージー再生産奨励金制度が生まれたわけだが、同じように県酪連に販売委託している、 蒜酪組合員でない蒜山地区のジャージー農家の間には不平等感が高まっていた。
 

ジャージー再生産奨励金の内訳

1.分別ジャージー乳生産の組合員に対して20円/kg
2.上記 1 以上に利益のあった場合、混合乳の組合員に対して3.4円/kg
3.上記1と2の合計額以上に利益のあった場合、同割合で追加払い。
4.ジャージーの飼育頭数を増頭した組合員に対して増頭奨励金として4万円/頭
 
備考
※平成14年4月1日:岡山ホクラク農協・旭東酪農業協同組合・水島酪農業協同組合・瀬戸内酪農業
協同組合が合併→おかやま酪農を設立、合併前各組合の権利義務一切を承継
※平成15年9月30日:県酪連解散→おかやま酪農が権利義務一切を承継