• 酪農と乳業をむすぶ生乳売買プラットホーム

精算実態の発覚

「一元出荷の強化策」として集送乳費までプール化されてしまっていた。
これを違法行為として判決が下されたのである。
全農はなぜこんな事をしたのか?
平成5年頃よりCS利用も一元化しようとし、全農に入籍することが有利であるという既成事実を作った。
源泉搾取した資金により、集送乳費用の不当補填や、様々な補給金の交付という方法で作り上げていたのである。
この方法で全農傘下の組合員を拡大し埼玉県下の半数以上が全農に籍を置くようになった。
ところが、平成14年の関東生乳連発足時に、この不正事実が発覚した。
埼玉県内集送乳合理化委員会の席上、「いやぁ~集送乳費の5円ですが、本当は6.5円かかっているんです」という一言が、長年組合員を騙していた役員の口から出てしまった。
同会議の席上、当時、指定団体を預かる全農の部長、課長が詳細を説明した。
実際は6.51円の集送乳費が掛かり、しかもその支払いは若干の上下しながらも10年間払われ続けてきたことが、提出された資料とともに明らかになった。
 
席上、資金の捻出方法まで明かされ、会議は騒然となった。
会議は収拾がつかない。
提出された資料も「農家に見せてはまずい」ということになり回収された。
埼玉県下の酪農家全て(アウトを除く)が不当な集送乳費を知らない間に支払わされていたのである。(プール乳価そのものからすでに天引きされていた)
 
塵も積もれば馬鹿にできない。キロ1円の搾取は2億6千万円にもなった。
 
当初より、全農の不正を訴え奔走してきたK氏は言う。
まだ裁判するまで話が進んでいないとき、集乳費用の不平等を正せ、勝手に源泉搾取をするな、と要望した。
しかし返ってきたのは、酪農家の生命を絶つような脅迫だけだったという。
全農を訴え、裁判なんかすれば「除名するぞ」とか「牛乳を汲みに来ないぞ」と脅された。